壮絶な出産体験(予定日超過・破水・胎盤癒着・新たな病気)3日間の戦い~3日目(出産)~

妊娠生活

予定日超過し破水後、2日間本陣痛につながらない陣痛に苦しみ寝不足。

疲労困ぱいの中、促進剤でやっとこさ産まれたと思ったら胎盤癒着で胎盤が出てこない。

そして、赤ちゃんに心疾患以外の病気が見つかる。

いやぁ。盛りだくさん!ドラマ4時間スペシャルくらい盛りだくさん!2時間くらいがちょうどいい

どれだけ経験させてくれるのって出産体験でした。

・プロローグ&1日目 
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40週3日 ~戦い3日目~

予定日超過5目

10時に促進剤を開始して、12時40分子宮口全開になりました。

「うぉーうぉー」叫びながら分娩室に移動し、なんとか分娩台に上ります。

分娩台

分娩台に上ったらとっとと産めるのかと思ったら、なんだか色々準備があるようです。

点滴を打ち始めてから1度もトイレに行っていないので、

助産師さん
助産師さん

おしっこたまってると赤ちゃん出にくいから出すね~。

ってことで、管入れておしっこ出されました。

陣痛の痛さで管を入れられた感覚もありません。

ずっといきむのを我慢していたので、いついきんでいいのか分からず…

わたし
わたし

もうだしていいのーーー!?

助産師さん
助産師さん

ここもう出すところだよ!だしていいよ!(笑)

ってやりとりをして、陣痛が来たタイミングでいきみます!!!

いきみ方がへたくそなのか、何回かいきんでもなかなか出てこなくて、途中で会陰切開。(2センチ)

わたし
わたし

でてこないーーーっ

いちいち実況中継するわたし。(笑)

会陰切開のおかわり。(2センチ追加)

ふんむーーーーーーっ

にゅるんっ

おぎゃーーーっ

って感じで出てきました!

最後はみんな「がんばれー」って応援してくれてました!

助産師さん
助産師さん

おめでとぉーーーーっ

わたし
わたし

はぁ…終わった…!!

生まれたのは14時ごろ。点滴開始から4時間くらいで産まれました。

母子手帳には4時間半と書かれていました。促進剤の前にも陣痛来てたからそこからの計算なのかな?

会陰切開は全く痛くなかったです!切ったの?ってレベルでした。

赤ちゃんは取り上げられたあと、「小児科の先生に診てもらうね」っていって連れていかれ、「赤ちゃんの左手の親指がなさそうです。よく見てみます。」と言われました。

え?

どゆこと??

思考回路がショート寸前。

胎盤癒着

3日間の痛みから解放されてぼうぜんとしていると、ドクターたちがバタバタし始めて、「ちょっときもちわるいけどごめんね!」っておなかをぎゅうぎゅう押されます。

どうやら胎盤が出てこないらしいです。

「出てこないなぁ…癒着してるなぁ…」

そんなこんなの間に、抗生剤を打っていた点滴が外れて腕がパンパンになっていたらしく、刺しなおされ、逆の腕には痛み止めの点滴を刺されました。

「胎盤が出てこないから、手を入れてだすね。ちょっと痛いけどごめんね!」

子宮に手を入れて胎盤をはがすらしいです。言葉に書くと簡単だけど、かなりエグイですよね(^^;

その間は、「痛いよねー」って看護婦さんが手を握ってくれていました。しかも両手。2人の看護婦さんを拘束していました。(笑)

手を入れてはがそうとしても、はがれないらしく、何人ものドクターがなんだか焦ってる様子。

ずっともうろうとしてました。

どれくらいの時間が経ったのか。おなかをずっとぎゅうぎゅうされ…

「あーよかった出てきた!」

なんとか胎盤も出てきてくれました。

胎盤癒着
癒着胎盤とは、胎盤が子宮筋層に強固に付着して剥がれない状態をいいます。前置胎盤(内子宮口を胎盤が完全に覆っている状態)に合併する例が多く、出血多量になり血液凝固異常を引き起こし、妊産婦死亡の原因ともなります。

引用元:癒着胎盤について | メディカルノート (medicalnote.jp)

最悪の状況にならないように、癒着の程度があまりにも強いときや、止血が難しいときは、やむを得ず子宮を摘出することがあるようです。

状態によっては、そのまま入院して自然に出てくるのを待ったり、胎盤を腐らせる薬みたいなのを使って、排出する方法もあるようです。

どのみち、胎盤が全部出てこない場合は何かしらの処置が必要になります。

出てきてよかった…。

助産師さん界隈では、胎盤をはがす処置は出産よりも痛いと有名だそうです…。

その後、会陰を縫ってもらいました。麻酔されて縫われるのですが、地味に痛かった。

前置胎盤疑惑だった話↓

赤ちゃんとご対面

やっと赤ちゃんとご対面!!

感動!!

めっちゃガッツ!!(笑)

お世辞にもかわいいとは言えない!!(笑)

少しの対面のあと、「検査しますね」とすぐに連れていかれてしまいました。こんなに頑張ったのに。生まれたてほやほや一瞬しか会えないなんて!(泣)

左手、親指がないどころか、ぐにゃりと親指があるべき方向に倒れこんでいる。表現が難しい。

あーそうゆう感じかー。となぜか冷静な私。

旦那ちゃんに電話して出産報告。このとき、15時半ごろ。産まれてから1時間半くらい胎盤の処置などやってたみたいです。

しばらく分娩台で休憩したあと、陣痛室に移動し、赤ちゃんの検査結果を待ちました。

「お待たせしましたー」と呼ばれ、車いすでNICUへ。旦那ちゃんとご対面。お久しぶり!!

ドクターが来るまでの時間、面会に行きました。コロナの影響で一緒に会うことはできず、旦那ちゃんとは別々に会いました。

生まれた直後と全然違う!!

かんわいい!!!

数時間しかたってないのに、もうガッツじゃない!!(笑)

そうこうしているうちに、あっという間にドクターが登場。

赤ちゃんの病気

まず、もともと分かっていた心臓病について。

当初の見立て通り、ファロー四徴症で間違いないだろうとのこと。肺動脈は大動脈の半分くらい。人工血管をつなぐ手術が必要そうなので、1~2か月後くらいにシャント手術をやろうと思っています。とのことでした。手術が終わって安定するまで入院です。

心臓病については産まれる前から分かっていたので、とくに驚くこともなく。話を聞きながらも、左手の異常が気になって仕方ありませんでした。

話を聞いていくと、左手だけではなく、次から次へと出るわ出るわ!!

親指欠損→親指がない
・橈骨とうこつ欠損→親指側の腕の骨がない
・椎体ついたい奇形→背骨の一つがくさび状になっており、半分しかない(半椎体)
・肋骨ろっこつ欠損→肋骨が1本足りない

なかなか…豪華な内容で…。

色々合併している場合、染色体の異常もあると言われました。

まずは、生きていくうえで重要な心臓を治療して、その他の異常は退院後にフォローしていきましょうとのお話でした。退院時に整形外科のドクターに診てもらって、今後の治療方針をどうするかお話をいただけるそうです。

産後ハイなのか、母性なのか、色々経験して強くなったのか…。たくさん異常を伝えられても涙は出ませんでした。ただただ、現実を受け入れていくって感じでした。旦那ちゃんのがショック受けてた。

説明の後、旦那ちゃんと話す時間を作ってくれて、別室に移動しました。

ちょっと、びっくりだったね。こんなに色々出てくるとは思わなかったね。けど、まぁ、今の医学だと色々いい治療もあるだろう。とにかく、かわいい我が子。なんとかなるでしょ。と思うことにしよう。

色々大変かもしれないけど、その時その時乗り越えて、家族3人仲良くやっていこう!!

出産届を出したので、次回から「福助」と呼びます!(パチパチ)

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